Q&A

どんな人が生活保護を受けられる?

生活保護を受けるには、以下の条件をすべて満たしている必要があります。

1.地域・世帯人数から算出された最低生活費より、自分の収入が少ない
詳細は厚生労働省HPにありますが、計算が難しい場合は民間のシミュレーターなどを使ってみましょう。
目安として2024年現在、単身世帯の場合は11万~13万円/月が基準となるようです。

2.資産や貯金がない
生活保護は、自分が活用できるものを全て活用し、それでも生活が難しい人のための制度です。
収入がなくても貯金がある場合は、それを取り崩して生活するよう求められます。
また土地などの資産があれば、まずはそれを売却して生活費にするよう指導されます。
資産には貯金や不動産のほか、有価証券・終身保険などの金融資産も含まれます。

3.扶養を受けられない
生活保護を申請すると、3親等内の親族の中で扶養が可能な人がいるか照会されます。
扶養が可能な親族がいた場合、扶養義務に従ってまずはそちらを頼ることになります。

Q.病気やケガがなくても生活保護は受けられる?

・「なかなか仕事が見つからない」「突然仕事が無くなってしまった」など、働きたくても働けない状態
・働いているのに、最低生活費に収入が足りていない

など、体が元気でも生活が立ち行かない場合は、生活保護が受けられます。
ただし何もしなくていいわけではなく、就労できる体調なら就職活動などの「働くための努力」が必須となります。

Q.働いている/年金があるから、生活保護はもらえない?

働いている、年金があるなど、収入がある場合は、
最低生活費 ー (収入総額)
にあたる金額、つまり最低生活費に足りない額が生活保護費でもらえます。

もちろん、収入が最低生活費を超えていれば、申請はできません。
収入額で虚偽の申請をしてお金を受け取ると、発覚したときに過去の生活保護費を上乗せして返却するよう求められるので、嘘は書かないようにしましょう。

Q.親族と仲が悪く、扶養を受けられない/受けたくない

事実関係によっては、「扶養照会は不要なケース」として該当の親族への扶養照会を行わないようにすることもできます。
(音信不通である、DVがある、年金生活中の高齢者である、未成年者である、など様々なケースがあります。)
まずは事情を福祉事務所へご相談ください。

Q.住まいや車を持っていても生活保護は受けられる?

住まいは、資産価値が高い家でなければそのまま住み続けることも可能です。
車は基本的に売却する必要がありますが、「通院/通勤にどうしても必要」などの事情があれば、売却しなくていいこともあります。

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